たまには、介護の話をちゃんとしてみようと思いまして、介護のごシリーズをスタートします。
タイトルは懐かしい深夜番組のパクリです(笑)ちなみに介護のごシリーズには「介護の語」「介護の誤」「介護の後」「介護の娯」などの漢字が毎回のテーマによって当てられる予定(笑)
そこで今回は・・・
「介護の後」
介護中ではなく、後に思うことがあるんです。介護の隠れた使命ってやつなんです。
介護しているといろんな昔のお話が聞けます。我々が生れる前の、そのまたずっと前のお話・・・
今、三十代の私が書物やネットなどでも知りえない当時の生活や文化、価値観など興味深い話のオンパレードです。
例えば、トイレの話。何でお尻を拭いていたか??私がふとトイレットペーパーって、いつから定着したのかな??と思ったのがキッカケで伺ってみると出るわ出るわ日本のトイレ事情の今昔物語。歴史の教科書なんぞには載ってない庶民の歴史。
落とし紙なんかは私でも知っておりますが、それ以前は新聞が多かったとか、新聞で拭くとお尻が黒くなるとか、田舎は草で拭いたとか、海辺の方は海で洗った。など時代や地方によって色々な興味深い話(笑)
そんな様々な話の中でも使命とまで感じるのが戦時中の話です。
今、戦争の体験者がどんどん減っています。実際の兵隊をしていた方になると最低でも90歳以上ってことになるので、めっきり、お会いできる機会が減っていたなぁというのが実感です。
戦争の体験は語りつがねばなりません。物騒なニュースが多い昨今、これから先、日本だって何があるか分からない。その時に先の戦争を語る人がいないのはよくないと思うのです。なるべく多くの体験談を、なるべく長くの残していかなければなりません。
介護の人間は20代30代40代が多いです。残りの人生、40年も70年も残っている年代です。この年代のものが現在90代の方から直接話を聞くことは他の職業では機会さえもそうそうない。しかも、かなり詳しくゆっくりと何度も根ほり葉ほり聞けるのは介護職以外に絶対にない。我々が聞き継ぐということは、今から60年~80年前の話を、この先40年~70年語りついでいけるということなんです。なんとたった2世代で下手すしゃ150年もの時間を繋げられるんです。これってすごくないですが??映像や書物だけでは伝わらないことが多々あるんです。介護をやっている人たちはこれって隠れた使命だと思うんです。そりゃ文才があったり、話上手な方や、使命感を感じられている方々は、積極的に我々に戦争体験を語り継いでくれています。しかし、ほとんどの体験は特に語り継がれずにその方の人生と共に消えていってしまうのです。それを次の世代に語りついでいけるのは、介護職しかないでしょう!!
利用者様とのコミュニケーションの中で、今、失われつつある日本の、日本人の忘れてはいけない体験談に耳を傾けてください。そして次世代に語りついでいきましょう!!
10年ボーっとしていたらもう聞けなくなるんです!!古くたって、時代遅れだって言われてもワザワザ言っちゃう!!
「いつやるの?今でしょう!!」
やっぱり、恥ずかしいな・・・



